bitFlyerの手数料は一律に高いわけではありません。口座の作成・維持は無料で、入金方法、売買場所、出金先、暗号資産を外部へ送るかで負担が変わります。なお、Crypto CFDとアセットロックはこの整理の対象外です。
販売所は「売買手数料無料」と表示されても、購入価格と売却価格の差であるスプレッドがあります。bitFlyer公式の手数料一覧を2026年9月5日に確認し、固定費と取引時に変わるコストを分けて整理します。
結論:無料表示だけで総コストを判断しない
bitFlyerの費用を確認するときは、次の順番で見ます。
- 日本円を入れる方法と手数料
- 販売所、かんたん取引所、Lightningのどこで売買するか
- 日本円で出金するか、暗号資産を外部へ送るか
販売所は売買手数料が無料と案内されていますが、スプレッドが発生します。スプレッドは相場や銘柄、時間帯によって変動するため、「手数料0円」をそのまま総費用0円とは考えないことが大切です。一方、かんたん取引所とLightning現物は、直近30日の取引量などに応じた約定数量ベースの手数料が表示されます。
口座開設の流れを先に確認したい人は、bitFlyerの口座開設手順も参考にしてください。購入方法を確認したい場合は、bitFlyerで暗号資産を買う方法に操作の順番をまとめています。

入金、売買、保管を経て、日本円の出金または暗号資産の送付に進む流れ。
手数料一覧
まず、公式ページで確認できる主な項目を一覧にします。金額や条件は変更されることがあるため、実際に利用するときは注文画面と公式の手数料ページを再確認してください。
| 項目 | 公式表示・条件 | 見るべきポイント |
|---|---|---|
| 口座作成・維持 | 無料 | 保有だけの固定費はない |
| 銀行振込入金 | 各銀行所定額 | 振込元銀行側の料金を確認 |
| クイック入金 | ドコモSMTBネット銀行は無料、その他は330円(税込)/件 | 利用する金融機関で分かれる |
| コンビニ入金 | 330円(税込)/件 | 入金ごとにかかる |
| 販売所 | 売買手数料は無料 | 購入価格と売却価格の差がある |
| かんたん取引所 | BTC:約定数量×0.01~0.15% ELF:約定数量×0.2% |
直近30日の取引量などで変動 |
| Lightning現物 | 約定数量×0.01~0.15% | 手数料単位は通貨ペア。料率は直近30日の取引量で変動 |
| 日本円出金 | 220~770円(税込) | 出金先と3万円未満・以上で分かれる |
| 暗号資産送付 | 銘柄ごとに異なる | BTC、ETHなどは数量で確認 |
公式の手数料一覧・税には、取引量の区分、最小発注数量、暗号資産の送付手数料も掲載されています。
口座開設・維持費
bitFlyerは、アカウントの作成手数料と維持手数料を無料としています。口座を作っただけで毎月費用が発生するタイプではありません。ただし、銀行口座から日本円を移す、暗号資産を購入する、外部へ送付する、といった操作には別の費用が関係します。
無料なのは「口座の作成・維持」であり、資産を動かすための費用まで無料という意味ではありません。口座開設後は、取引前に入金方法と利用する売買サービスを決めておくと、想定外のコストを減らせます。
日本円入金(銀行振込・クイック・コンビニ)
銀行振込
銀行振込の入金手数料は「各銀行所定額」です。bitFlyer側で一律の金額を決めているのではなく、振込元の銀行や利用するチャネルによって変わります。ネットバンキング、ATM、窓口のどれを使うかでも条件が違う場合があるため、振込確定前に銀行側の確認画面を見てください。
クイック入金
公式一覧では、ドコモSMTBネット銀行からのクイック入金は無料、ドコモSMTBネット銀行以外からは330円(税込)/件です。無料対象の銀行名や対応状況は変わる可能性があるため、現在の入金画面で対象金融機関を確認します。「クイック」という名前だけで無料だと判断しないことがポイントです。
コンビニからの入金
コンビニからの入金は330円(税込)/件です。少額を何度も入れると、その都度手数料がかかります。必要額をまとめると回数は減らせますが、入金上限や反映時間などの利用条件は手続き画面で確認してください。

クイック入金はドコモSMTBネット銀行が無料、その他は330円。出金は銀行名と3万円未満・以上で区分されます。
暗号資産売買(販売所のスプレッド・かんたん取引所・Lightning)
販売所:売買手数料無料でもスプレッドがある
販売所は、bitFlyerが提示する購入価格または売却価格で、希望するタイミングに売買するサービスです。公式ページでは販売所の売買手数料は無料ですが、購入価格と売却価格の差であるスプレッドを負担すると明記されています。
スプレッドは、画面に出ている購入価格と売却価格を同時に見て判断します。率や金額を固定値として記事や計算に置くことはできません。買った直後に同じ数量を売ると、相場が動いていなくても価格差が結果に影響する場合があります。
かんたん取引所:取引量に応じた約定数量ベース
かんたん取引所では、BTCの売買手数料が約定数量×0.01~0.15%(単位:BTC)です。ELFは約定数量×0.2%です。BTCの料率は直近30日の取引量で変わり、取引量が増えるほど下がります。適用料率は注文前に確認してください。
直近30日の取引量は、かんたん取引所だけでなく販売所、Lightning現物、bitFlyer Crypto CFDも集計対象です。適用手数料は毎日0時から0時10分に更新されると案内されています。自分の料率は注文前に取引画面で確認してください。
Lightning現物:通貨ペアごとの手数料
Lightning現物の対象にはBTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、XLM/JPY、MONA/JPY、ETH/BTC、BCH/BTCがあります。手数料は約定数量×0.01~0.15%で、手数料の単位は通貨ペア、料率は直近30日の取引量で変動します。板を見て注文できるため、注文前にペアと適用料率を確認します。

販売所は手数料0円表示でもスプレッドがあり、取引所は約定数量に応じた手数料がかかります。
売却側の手順はbitFlyerで暗号資産を売る方法で確認できます。売買方法を選ぶときは、操作のしやすさだけでなく、表示価格の差と約定手数料を同じ画面で確認してください。
日本円出金
日本円の出金手数料は、出金先と金額で変わります。三井住友銀行へ出金する場合は3万円未満が220円(税込)、3万円以上が440円(税込)です。三井住友銀行以外へ出金する場合は、3万円未満が550円(税込)、3万円以上が770円(税込)です。
| 出金先 | 3万円未満 | 3万円以上 |
|---|---|---|
| 三井住友銀行 | 220円(税込) | 440円(税込) |
| 三井住友銀行以外 | 550円(税込) | 770円(税込) |
「3万円以上にまとめれば安い」とは限りません。資金を長く置くことによる相場変動や、必要な支払日に間に合うかも関係します。金額区分は出金操作時にもう一度確認し、手数料だけで出金額を決めないようにします。
暗号資産預入・外部送付
預入
暗号資産の預入は、送付元サービス側の手数料やネットワーク条件が関係します。bitFlyerの公式手数料一覧では、対応していない銘柄も明記されています。送付元と送付先のネットワーク、宛先、タグやメモの有無を一致させてください。
外部送付
2026年9月5日に公式ページで確認した主な送付手数料は、BTCが0.0004 BTC、ETHが0.005 ETHです。BCHは0.0002 BCH、XRP、XLM、MONA、ELF、SOLなどは無料と表示されていますが、銘柄ごとに最低送付数量があります。無料表示でも、送れる数量や対応状況を別に確認してください。
最小送付数量は入力欄の下限で、送付手数料とは別です。送付前に、送付数量、手数料、使用可能残高、受取数量を送付画面で確認します。BTCやETHの価格は変動するため、円換算で一律いくらとは断定できません。
公式一覧には、現在送付・預入に対応していない銘柄もあります。送付ボタンが表示されるかだけで判断せず、公式の対応状況と送付先サービスの対応ネットワークを照合してください。
総コスト計算方法
取引前は、次の式で同じケースの費用を合算します。
総コスト=入金手数料+売買コスト+出金手数料または暗号資産送付手数料
販売所の売買コストは、表示された購入価格と売却価格の差が中心です。かんたん取引所・Lightning現物は、約定数量に料率を掛けて見積もります。円換算する場合は、手数料数量に約定時価格を掛けます。注文が一部約定した場合や相場が動いた場合は結果が変わるため、注文画面の表示を使います。
| ケース | 費用の構成 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| A:販売所で買って保管 | 入金+販売所の売買手数料0円表示+スプレッド | 購入価格と売却価格の差は画面で変動 |
| B:かんたん取引所で購入・売却して円出金 | 入金+購入時・売却時約定手数料+出金220~770円 | 取引量・出金先・3万円区分 |
| C:Lightningで買って外部送付 | 入金+約定数量×適用料率+銘柄別送付手数料 | 通貨ペア、最低送付数量、対応ネットワーク |

総コスト=入金+売買+(出金 または 送付)。0円表示でも総コスト0円とは限りません。
見積もりは「同じ条件」で比べる
販売所と取引所を比べるときは、購入金額や銘柄、注文時刻をそろえます。販売所は提示価格にスプレッドが含まれるため、単純に「手数料0円」と「0.15%」だけを並べても比較になりません。取引所では約定数量に料率を掛け、販売所では購入価格と売却価格の差を確認します。
さらに、入金と出金を別の銀行で行うと、片道だけを見たときより実際の負担が大きくなることがあります。送付する場合は、暗号資産の数量で手数料が差し引かれるため、必要な受取数量を先に決めます。手数料を含めた残高が最低送付数量を下回らないかも、送付ボタンを押す前に確認しましょう。
不要な手数料を抑える確認点
- 入金回数を確認する:クイック入金やコンビニ入金は1件ごとの料金です。少額を何回も入れる前に、必要額と入金条件を整理します。
- 販売所の価格差を見る:売買手数料0円の表示だけでなく、購入価格と売却価格を同時に確認します。
- 取引画面の適用料率を見る:かんたん取引所とLightningは直近30日の取引量などで料率が変わります。
- 出金先と金額を確認する:銀行名と3万円未満・以上の区分で220円から770円まで変わります。
- 送付前に銘柄条件を見る:送付手数料だけでなく、最低送付数量と対応ネットワークを確認します。
- 公式ページの更新日を確認する:手数料や対応銘柄は変わるため、過去記事の数字をそのまま使いません。
FAQ
最低金額はいくらですか?
サービスによって違います。bitFlyerのサービス一覧では販売所は1円から売買できると案内されています。一方、公式の最小発注数量ではBTCは販売所が0.00000001 BTC(1 satoshi)、かんたん取引所・Lightning現物BTC/JPYは0.001 BTCです。ETHも販売所は0.00000001 ETH、Lightningは0.01 ETHと記載されています。円の最低購入額と、暗号資産数量による注文条件は分けて確認してください。
販売所は本当に0円ですか?
販売所の売買手数料は無料ですが、スプレッドがあります。購入価格と売却価格の差があるため、総コストが0円という意味ではありません。
銀行別の出金手数料は?
三井住友銀行は3万円未満220円、3万円以上440円です。それ以外の銀行は3万円未満550円、3万円以上770円です。いずれも税込表示で、出金時の画面を確認してください。
BTCとETHの送付手数料は?
公式ページではBTCが0.0004 BTC、ETHが0.005 ETHです。最低送付数量はBTCが0.001 BTC、ETHが0.001 ETHです。価格変動があるため、日本円での固定額には置き換えず、送付画面の数量を確認します。
積立にも手数料はかかりますか?
bitFlyerの積立利用料は無料ですが、積立時の購入レートは積立時刻の販売所価格を参照します。販売所では売付価格と買付価格に差があるため、利用料無料=総コスト0円ではありません。
まとめ
bitFlyerは口座の作成・維持が無料で、販売所の売買手数料も無料表示です。しかし、入金、スプレッド、取引所の約定手数料、日本円の出金、暗号資産の外部送付は別々に確認する必要があります。
特に、販売所の「手数料0円」はスプレッドを含めた総コスト0円ではありません。取引前に、①入金方法、②売買方式と適用料率または価格差、③出金・送付条件を順番に確認し、必要な操作だけを選びましょう。数値や対応銘柄は更新される可能性があるため、最後はbitFlyer公式の手数料一覧と注文画面で再確認してください。
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